堺市中区のふじわらしんいち総合クリニック 消化器内科のページです。

大阪府堺市中区八田北町532-1

072-270-5211

消化器内科

消化器内科とは

食道に始まり、胃腸などの消化管、およびそれに連なっている肝臓・胆のう・膵臓など幅広く対応しています。消化器症状(腹痛・嘔吐・下痢・便秘など)がみられた際は、我慢することなく、当クリニックをご受診ください。

このような症状がある場合、ご相談ください

  • お腹が痛い
  • お腹の調子が悪い
  • お腹が張る
  • 胃が痛い
  • 胃もたれ
  • 胸やけ
  • 食欲不振
  • 背部痛
  • 吐き気
  • 急な体重の減少
  • 顔色が悪いと言われる
  • 便の色がおかしい、便が細くなった など

消化器内科の主な対象疾患

  • 逆流性食道炎
  • 食道がん
  • 急性胃炎
  • 慢性胃炎
  • 胃・十二指腸潰瘍
  • 胃がん
  • ピロリ菌感染症
  • 胆嚢炎
  • 胆石症
  • 大腸がん
  • 大腸ポリープ
  • 感染性胃腸炎
  • 急性虫垂炎(盲腸)
  • 大腸憩室炎
  • 機能性消化管障害
  • 便秘症
  • 過敏性腸症候群(IBS)
  • クローン病
  • 潰瘍性大腸炎
  • 内痔核 など

消化器内科で診療する代表的な疾患

逆流性食道炎

胃液や胃の中の食物が食道に逆流し、食道が炎症を起こしてびらん(粘膜のただれ)や潰瘍を生じる疾患が逆流性食道炎です。 胸やけをはじめ、酸っぱい液体が口まで上がってくる、胸が締め付けられるような痛み、背中やみぞおちの痛み、せきなどの症状が起こります。 主な原因は、胃から食道への逆流を防ぐ仕組みがうまく働かなくなったり、胃酸の分泌が増え過ぎたりして、胃の内容物が食道に逆流して長く留まることなどが挙げられます。治療に関しては、胃酸分泌を抑制する薬を使用しますが、同時に生活習慣を改善する必要があります。肥満の方であれば減量に努める必要がある場合もあります。その他にも、食後すぐには横にならない、コーヒーやアルコールなど刺激物は控える、禁煙を行うといったことも大切です。なお、薬による症状の改善が困難な場合は手術を行うことがあります。

食道がん

食道がんは、初期には自覚症状がないことが多く、健康診断や人間ドックのときに内視鏡検査などで発見されることも少なくありません。進行すると食道がしみるような感覚や、食べ物を飲み込んだ際に胸の奥がチクチク痛んだり、食べ物が引っかかる感じなどの症状が出現します。無症状で発見された食道がんは、早期であることが多く、治る確率が高くなります。

急性胃炎

急性胃炎は胃の粘膜に急性の炎症を起こした状態を言い、胃部不快感やみぞおち辺りの痛みのほか、吐血や下血などを伴うことがあります。原因としては、痛み止めやステロイド薬、抗菌薬などの服薬や飲酒、ストレスなどが考えられます。治療は胃酸を抑える薬を使用します。出血が強いときは、内視鏡で止血を行うこともあります。

慢性胃炎

様々な刺激で胃の粘膜に慢性的に炎症が起こり、胃粘膜が減ってしまった状態が「萎縮」です。また粘膜の傷が修復される過程で、胃粘膜が腸粘膜に似たものに置き換わってしまうことがあります(腸上皮化生)。 最近になって、こうした胃粘膜の変化にはヘリコバクターピロリ(ピロリ菌)が関与していることがわかってきました。萎縮・腸上皮化生・ピロリ菌感染などの因子が絡み合って引きおこるのが慢性胃炎です。 治療に関しては、胃酸を抑える薬や胃の動きを整える薬を使用します。また、ピロリ菌に感染している場合、除菌(菌を消すこと)も行います。

胃・十二指腸潰瘍

胃・十二指腸潰瘍は、胃液によって胃や十二指腸の粘膜が傷つけられ、えぐられたようになる疾患です。症状としては、上腹部痛や背中の痛み、腹部の不快感、胸焼け、吐き気などがあげられます。空腹時に症状が悪化し、軽い食事のあとは痛みが改善する傾向にあります。多くの場合は薬による治療で痛みなどは治まりますが、傷口が大きく出血が多い場合は、胃カメラによる治療が必要になることもあります。また、主な原因としてピロリ菌の感染が考えられており、検査で「ピロリ菌陽性」であれば、除菌(菌を消すこと)を行います。

胃がん

早期胃がん
進行胃がん

胃がんは日本人のがんによる死亡数の第2位(女性は第3位)となっています。 胃がんの発症にはピロリ菌の慢性的な感染が関与していると言われており、ピロリ菌の除菌は胃がんの予防に有効と考えられています。初期の胃がんの段階で症状がみられることはほとんどなく、健(検)診や人間ドックの際に発見されることが多いため、定期的に検査を受けることが、胃がんの早期発見には最も重要です。早期胃がんの予後は良く、完全にがんを切除できた場合、治癒率は9割を超えます。

ピロリ菌に感染しているか調べるためにも、胃がんの早期発見のためにも定期的に胃カメラを受けてください。当院ではご希望の方には鎮静剤で眠っている間に胃カメラを受けて頂くことができます。

大腸ポリープ

大腸ポリープには、そのまま放置しておいても大丈夫な良性のものや、がん化するものなど、いくつかの種類があります。いずれも小さいうちは自覚症状がほとんどありません。大腸ポリープは、40歳代から増えはじめ、年齢が上がるほどできやすくなるといわれています。ポリープの段階で切除しておくことが大腸がんのリスクを減らすことにつながります。

大腸がん

大腸がんの発生率は増加傾向にあり、がんによる死亡数では、胃がんを抜いて第二位になりました。また女性のがんによる死亡数の第一位は大腸がんです。 多くの大腸がんはポリープから発生すると言われており、ポリープの段階で(がん化する前に)切除しておくことが大腸がんの予防に有効と考えられています。 また大腸がんは早期発見できた場合は、内視鏡での治療が可能であることも多く、仮に開腹手術が必要でも治癒率は非常に高くなります。 当院では鎮静剤で眠っている間に大腸カメラや日帰りポリープ切除を受けて頂くことが可能です。

ピロリ菌感染症

ピロリ菌に感染すると除菌をしない限り、菌は胃の中に生息し続けます。ピロリ菌は、胃がんや胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎の要因になることが分かってきています。主な感染ルートは飲み水や食べ物からで、特に幼少期に衛生環境のあまり良くなかった高齢層の方々の間での感染率が高くなっています。検査をして、ピロリ菌に感染していることが判明した場合、胃がんや胃潰瘍などを予防するためにも、早期に除菌することをお勧めします。

感染性胃腸炎

感染性胃腸炎はウイルスや細菌などが感染して発症する胃腸炎で、主に下痢、嘔吐、悪心、腹痛、発熱などの症状を引き起こします。ウイルスを原因とする感染性胃腸炎に対する特別な治療法はなく、症状を軽減する対症療法が行われます。細菌が原因であれば、多くは抗菌薬が有効です。高齢者では、下痢による脱水症状を起こすことがありますので、お早めにご受診ください。

機能性消化管障害

みぞおちの痛みや、食後の膨満感などの症状で、内視鏡検査などの検査をしても異常が見当たらない場合を機能性消化管障害と言います。治療に関しては、まず問診を通じて患者さんの社会的・心理的背景を把握し、次に症状に関連するような生活習慣の指導を行います。必要に応じて制酸剤や粘膜保護剤、消化管の運動機能を改善する薬や漢方薬を使用します。

過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群も機能性消化管障害のひとつですが、機能性ディスペプシアは胃と十二指腸の機能障害であるのに対し、過敏性腸症候群は主に大腸の機能障害が原因で起こります。主にストレスにより、腸が慢性的な機能異常を起こしている状態で、炎症や潰瘍などの器質的な病変を伴わない疾患です。下痢や便秘、腹痛、お腹の張りなどの症状が起こります。原因は、不安、緊張、ストレス、疲労、暴飲暴食、アルコールの過剰摂取、不規則な生活習慣などです。治療は、食事療法や運動療法をはじめとする生活改善から行いますが、それでも十分な効果の得られない場合は、薬や漢方薬による治療が行われます。

便秘症

便秘の原因には、運動不足、ストレスや腹筋力の低下、体の冷え、女性ホルモンの乱れなどが挙げられますが、実際にはいくつかの原因が絡み合っています。整腸剤や便秘薬を使ってもなかなか治らないような場合は、別の病気が潜んでいる可能性があります。状況に応じながら隠れた疾患がないことをきちんと診断した後に、生活習慣の指導を行い、薬や漢方薬を用います。

クローン病

クローン病は、口腔から肛門までの消化管に炎症や潰瘍が起こる疾患で、10歳代~20歳代の若年者に好発します。頻度の高い症状は腹痛と下痢で、発熱、体重減少、全身倦怠感などもよく見られます。このような症状や血液検査異常からクローン病が疑われ、画像検査により特徴的な所見が認められれば、この疾患と診断されます。治療については、内科的な治療(栄養療法や薬物療法)が主体となりますが、腸閉塞や穿孔などを合併した場合は外科的治療が必要になります。

潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜にびらんや潰瘍ができる病気で、下痢(血が混じることもあります)と頻繁な腹痛がみられます。最初に感染症と区別することが必要です。診断は症状の経過と病歴などを聴取することから始まり、大腸内視鏡検査で炎症や潰瘍がどのような形態で、大腸のどの範囲まで及んでいるかを調べ、生検(大腸粘膜の一部を採取すること)をして病理診断を行います。 治療については薬物による内科的な治療が基本ですが、重症の場合は手術が検討されます。

胆のう結石症(胆石)

胆嚢に結石ができて痛みなどさまざまな症状を引き起こす病気です。結石の成分によってコレステロール結石やビリルビン結石などに分類されます。痛みの発作は食後しばらくして起こることが多く、痛みの発作が繰り返される場合、手術が検討されます。

胆のう炎

急性胆のう炎は、結石などが原因で、胆嚢の粘膜が炎症をおこすものです。結石を伴わずに胆のう炎が発症することもあります。細菌感染が加わると重症化することもある危険な疾患です。症状は、上腹部痛、右季肋部痛(右肋骨の下の痛み)、発熱、悪心、嘔吐などです。治療は抗生物質を使用しますが、入院が必要となるケースも少なくありません。

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